
勉強に仕事に遊び、と毎日忙しい日々を送る中で、
エナジードリンクは今や欠かせない存在になっている方も多いのではないでしょうか。
仕事や勉強で集中力を高めたいとき、眠気を覚ましたいとき、
つい手が伸びてしまう…という方も少なくないはずです。
しかし、このエナジードリンク、
飲み過ぎはカラダに良くないと言われているのはご存じですよね。
実はそれだけでなく歯にとっても大きなリスクが潜んでいるのです。
今回は、エナジードリンクと歯の健康との関係について
分かりやすくお話ししていきましょう。
歯に与えるダメージ
①酸によるダメージ
エナジードリンクは炭酸を含むものが多く、酸性の飲み物に分類されます。
通常、pH5.5を下回ると歯の表面のエナメル質が溶けやすくなるといわれており、
エナジードリンクの中にはpH3~4程度のものも多くあります。
これはレモンなどと同じくらい強い酸性ということを意味します。
人間の身体の中で最も硬いとされるエナメル質も酸には敵わないのです。
エナジードリンクを頻繁に飲むことで
歯の表面が少しずつ溶かされている状態となります。
このような酸による歯のダメージは酸蝕症(さんしょくしょう)と呼ばれ、
初期の段階では自覚症状はほとんどありません。
しかし進行していくと歯が黄ばんだり、しみやすくなったりし、
最終的には虫歯や知覚過敏につながってしまうのです。
②糖分によるダメージ
エナジードリンクには大量の砂糖や甘味料が含まれています。
これらは虫歯菌が大好物としている栄養源です。
製品によってはエナジードリンク1本に、
スティックシュガーおよそ10~14本分(30~40g)の砂糖が含まれていることもあります。
そして、酸で柔らかくなった歯の表面に糖分が付着することで
虫歯ができやすい状態が完成してしまうのです。
つまりは、歯にとっては最悪の環境であり、
虫歯菌にとっては最高の環境ができてしまうということです。
③ダラダラ飲みによるダメージ
エナジードリンクを飲む時、皆さんは一気に飲みますか?
恐らく、勉強や作業中に少しずつ飲む方が多いのではないでしょうか。
この「ダラダラ飲み」をすると
口の中が長時間にわたり酸性の状態になってしまうため、
歯へのダメージが大きくなってしまいます。
エナジードリンクを飲む時のおすすめ
エナジードリンクとうまく付き合っていくためにも
歯へのダメージを軽減する習慣を4つご紹介します。
おすすめ習慣①:飲んだ後は水でお口をすすぐ
水ですすぐことで、口内の酸性を中和させ糖分を洗い流す効果があります。
おすすめ習慣②:ストローを使って飲む
ストローで飲むことでエナジードリンクが
歯に直接触れるのを最小限に抑えられます。
酸や糖が歯の表面にとどまる時間を短縮できダメージを減らすことが可能です。
おすすめ習慣③:できるだけ短時間で飲み切る
ダラダラ飲まずに、出来るだけ短時間で飲み切るように心掛けましょう。
口の中の酸性の状態を長引かせないようにしましょう。
おすすめ習慣④:歯磨きは30分~1時間空ける
酸で柔らかくなった歯をすぐに磨くと
かえってエナメル質を傷つけてしまう可能性があります。
飲んだ直後は水で口をすすぐだけにして
30分~1時間は時間を空けてから歯磨きをするようにしましょう。
「まだ若いから大丈夫」と思ってしまいがいちですが
日頃の習慣が5年後、10年後、20年後の口の健康を大きく左右します。
エナジードリンクとうまく付き合いながら、
自分の身体と口の健康をしっかり守っていきましょう。



